東京都荒川区の不動産事情とは
2024年03月30日
東京都23区の中でも、下町情緒を色濃く残す「荒川区」。
その住宅地としての魅力は、アクセス・生活利便性・価格バランスにあります。ここでは、不動産業に携わる立場から、荒川区の不動産事情を現場目線でわかりやすく解説します。
まず、荒川区の地理的な特徴から。荒川区は東京の北東部に位置し、隣接する区は北区、文京区、台東区、足立区など。都電荒川線が走るレトロな街並みが印象的で、千代田線、京成本線、JR常磐線など複数の路線が利用できるため、都心へのアクセスも良好です。
特に「町屋駅」は千代田線と京成線、都電が交差する交通の要所として注目されています。
そんな荒川区の不動産事情を一言で表すなら、「都心アクセスと価格のバランスが取れたエリア」。港区や渋谷区と比べて地価は抑えめながら、生活環境は整っており、特に若い世代や高齢者から人気があります。
不動産の価格相場で見ると、2025年時点の町屋周辺の中古マンションの平均単価は1㎡あたり60〜80万円前後。駅近物件やリノベ済み物件ではそれ以上の価格も珍しくありません。一方で、中古戸建や借地権付き住宅になると、土地の権利形態や建物の状態によって価格に大きな幅があります。
また、荒川区は借地権付き物件が多いことでも知られています。町屋・東尾久・西尾久などでは、大正〜昭和初期に整備された借地の土地が今も多く残っており、売買には「地主の承諾」「名義書換料」「譲渡承諾料」などの特有の手続きが伴います。こうした背景もあり、借地に精通した不動産業者が地域に根付いて活動しているのが特徴です。
投資用不動産の視点から見ると、荒川区の賃貸需要は安定しています。大学や専門学校が多い文京区・台東区に隣接しているため、学生向けの1R〜1Kタイプの物件も人気です。また、子育て世帯向けの2DK〜3LDKも堅調で、賃貸経営としての出口も見えやすいエリアです。
一方で、注意すべき点もあります。それは「再建築不可物件」「接道が狭い土地」「境界未確定の物件」など、昔ながらの街並みに起因する制約が多いこと。荒川区内でも、区画整理が進んでいない地域では、法的制限が原因で融資が難しいケースもあります。こうした場合、買主側への丁寧な説明や、専門家との連携による調査・交渉が不可欠です。
私自身、「東新ハウジング」として町屋エリアで日々業務を行っておりますが、「この物件、本当に売れるのか?」というご相談を多くいただきます。そのたびに、物件の特性を正しく把握し、地元密着ならではの情報力と経験をもとに、適正な査定と販売戦略をご提案してきました。
まとめると、荒川区の不動産市場は「手頃な価格」と「生活のしやすさ」が両立したエリアです。ただし、物件ごとの事情が複雑なケースも多く、知識と経験が求められる地域でもあります。借地や再建築不可といった条件付き物件にも、それぞれの価値があり、活かし方次第で大きな可能性を秘めています。
不安や疑問のある方は、ぜひ一度、「東新ハウジング」までご相談ください。地域に根ざした視点で、丁寧に対応させていただきます。
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